吃音を完全に治すことは個人的には中々難しいと思っています。
独り言では吃らないことを考えると、発話機能には問題がない。
そこから考えると、吃音であることを忘却すれば治るかもしれませんが、私には厳しいな…と思ったからです。
※一時的に忘れて、吃音が出ないことは可能と思います。私も仕事がめちゃくちゃ急がしくて、吃音のことを考えずに話すと気がつけば吃らないという経験もあります。
吃音(特に難発)が出るには以下のようなプロセスがあるように感じます。
ある特定の言葉が出ないという経験がある→その言葉話す前に「また吃るかも?」と意識する→喉が硬くなる→結果、吃る→また繰り返し…
出来ない…という潜在意識が強く働いてしまいます。
この潜在意識を消すことが難しいと考えています。
「吃音を忘れる」でなく、上手くしゃべれた成功体験をつむことで、自信をもち、出来るという意識に少しでも上書きしていくことが良いと思いました。
以下に、上手くしゃべれたという成功体験を詰めた練習を書きます。
段階を踏む
最初にも書きましたが、独り言では吃らないケースが多いですよね。
私も独り言では吃りません。
それなので、まずは独り言で喋る練習をしました。
そして次は人形を相手に話す
次はボイスメモに録音をする
Siriに話かける
妻や慣れしたんだ友人と話す
こういった段階を踏む感じです。
私は人形に話しかけるときに少し吃ることもあり、Siriに話しかける所で大分躓きましたが、
小さな成功体験を積み重ねることはかなり自信に繋がりました。
ちなみに、この練習は、宇宙兄弟という漫画で宇宙飛行士の南波日々人がパニック障害を乗り越えた訓練を参考にしました。
彼は月に行ったときの事故がきっかけで、宇宙服を着るとパニック障害障害が出てしまうようになりました。
その解決策として、まずはお面を被ったり、剣道の面をつけたり、徐々に宇宙服に近づける訓練をしていました。
結果、彼はパニック生涯を乗り越えました。
この話を見て、吃音を乗り越えることにも役立つかも…と思い実践したものです。
電話のとき鏡をみながら話す
目の前に対話する人がいるときには実践出来ないのですが、会社で電話をするときには鏡を見るようにしました。
これを実践してみたのは、吃るときには変なところが硬くなるため、具体的にどこがどのように硬くなるのか確認したかったからです。
これをやってみた結果、鏡を見ながら、力の入り方、抜き方を工夫できることは効果がありました。
また別の効果をして、自分の顔をみて話すのは何となく落ち着くというメリットもありました。
私はこれで実際に電話で話すとき、苦手だった言葉もスムーズに出る経験がつめて、自信につながりました。
鏡を置くことは少し恥ずかしいですが、吃音を克服するために置いていますというと、周りの皆さんの応援してくれました。
以上になりますが、吃音の対策って色々な意見があります。
自分にあった対策を見つけることが一番と思いますが、私はこれからも自分に効果のあった対策を書いていこうと思います。
私も現在努力中ですが、読んで下さった方の吃音改善の一助になれればと思います。